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ミャンマーで私が見たもの (マイクロロットを作る理由)

随分遅くなりましたが、1月に約8日間に渡りミャンマーのコーヒー生産地へ渡航した時の話を。

 

今回はただの訪問でなくあるプロジェクトを背負って渡航しました。

 

「Farmer's Pride プロジェクト」

アジアのコーヒー農家さんに寄り添った素晴らしい活動をされている

「海の向こうコーヒー」さんと始めたこのプロジェクト。

 

今回訪問したミャンマーユアンガン地区の農家さんの作ったコーヒーチェリーは、

一箇所に運ばれて、チェリーをまとめて精製を行なっていました。

 

このプロジェクトの主な内容は、有志の農家さんに、彼ら自身で収穫から生豆ができるまでの精製までお任せして、

誰がどんな風に作ったコーヒーなのかまでわかるマイクロロットを生み出そうというプロジェクトです。

 

 

なぜマイクロロットを作るのか

 

私がこれまで訪問してきたタイなどの小さな農家さんは、

「おいしいコーヒーをつくりたい!」というよりは

生活の安定のために、なるべく沢山のコーヒーチェリーを効率よく作り、それを仲買人に買い取ってもらう感覚でコーヒー作りをしている農家さんが多くいました。

完熟している豆以外も入っていたりします。

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それが悪いというわけではなく、生きていくための仕組みであることも理解しなけばなりません。

 

スペシャルティコーヒーを当店では専門に扱っていますが、その地域の仕組みを理解しないまま農家さんとトレードすることは生産地にとってリスキーで非常に危険なことです。

地域ごとの仕組みを尊重しながら品質向上、生活向上につなげることが一番大切です。

そして品質が安定するように責任をもって取引することです。

 

去年は買ったけど、今年はよかったからだめ、他を探そう。

では何の支援にもなりません。品質が維持できなかったときも私たちができることを探しながら、品質向上のために継続的に農家さんと向き合うことを大切にしたいと思っています。

 

おいしいコーヒー作りのために、まず農家さんに【どうすれば美味しくなるか】農家さん自身でイメージをしてもらい意識の向上を図ることが必要です。

 

このマイクロロットで目指す香味

このプロジェクトで作りたい香味はまとまっていない荒々しさと個性。

農家さんが上手に精製すればそこだけの香味個性が生まれます。

 

その農家さんの魂を、私たちは日本になるべくたくさん持ち帰りたいと考えました。

そして私たちだけが取り扱うのではなく、

全国のロースターのみなさんにたくさん生豆を、お届けしたいとおもっています。 

 

1店舗しかない旅の音だけが扱うより、多くの方にその香味を試してほしい。

そしてミャンマーの農家さんの意識向上、品質向上につなげていきたいと考えています。

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次回はミャンマーについてから現地での取り組みを。

 

今月23日の報告会ではより、詳しく映像を使ってお話します。

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