文字起こしをするのは久々です。

2月1日。この日は、すこし特別な日です。

2017年2月1日に京都市左京区の元美術学校の教室で「珈琲焙煎所旅の音」を開業しました。25歳でした。右も左もわからない状態でしたが、店内で焙煎するコーヒーだけを頼りにしてお店を開けました。感動と緊張で体が浮いている感覚で営業したことを今でも覚えています。

4年経って思うことは「店を開ける決断をして良かった」ということ。店を開けたから、たくさんの人と出会い、パートナー農家さんやスタッフも増え、「タビノネ」は自分の手では抱えきれないほどになりました。

私はコーヒーを作る農家さんと出会い、焙煎を通してその魅力を発信する仕事をしたいと思い、今に至ります。初年度は住宅地で一人でコーヒーを作り届ける難しさを痛感しました。今より少し街中にコーヒーを気軽に楽しめるスポットを作ることを決め、2019年2号店となるMAMEBACOを開業しました。たった一坪のタバコ屋のような珈琲店は、街並みに溶け込み暮らしを彩る場所として多くの方に来ていただけるようになりました。今はオンラインが主流ですが、こういう「場所」の価値は今後高まってくるのではないかと感じています。

2020年2月コーヒーと生活のものを扱うオンラインストアをオープンし、全国発送を始めました。WEBから農家さんのストーリーや、漫画家おおえさきさんとのコラボでコーヒー漫画の連載、ドリップのレシピなどコーヒーにまつわる情報を発信しています。https://coffee.tabinone.net

2020年4月、株式会社タビノネを設立、創業44年の老舗喫茶店「ローストン」の跡地に10月に大阪北堀江に「喫茶と菓子タビノネ」をオープンしました。

内装はできるだけ当時のままを受け継ぎ、無添加のナチュラルドーナツや喫茶店復刻メニューを楽しんでもらえるお店になりました。コロナ禍ですごい速さで姿を消していく昔ながらの喫茶店。潰すのではなく繋いでいくことでその魅力を残していけるよう今後もアンテナを張っていきたいと思っています。身近にそんな境遇の喫茶店があればぜひご一報を。

こうして振り返ると4年間はあっという間でした。進んで来れたのは「タビノネのつくるもの」に共感してくださる方のおかげでしかありません。より生活に根ざしたコーヒーカンパニーとなれるように一歩一歩を噛み締めて歩きたいと思います。いつもタビノネをご愛顧いただいて本当にありがとうございます。あなたのおかげです。

 

なかなかお店には足を伸ばしにくい時期ですが、店舗・オンラインストアではコーヒー豆の周年セールを開催しています。

今年のバレンタインブレンドはラム酒入りのチョコレートのような妖艶な甘さのブレンドです。甘いチョコレートのお供に。