こんにちは。MAMEBACOの高井です。

今年の5月頃から本格的に本店(珈琲焙煎所旅の音)で喫茶の仕事をするようになり、3ヶ月が経ちました。
ようやく全体的な仕事の流れが掴めてきたところです。
やっぱり、テイクアウトのみのコーヒースタンドと喫茶店という形態では働き方が全然違います。
そもそも飲食店の経験がない僕には知らないことだらけでした。
なので今回は、数ヶ月ですが僕が経験した喫茶の現場をリポートしたいと思います。

楽ではないけど幸せを得られる

朝、スタッフたちとの役割分担の確認から1日は始まります。

やるべきことを把握したら、まずはフードやドリンクの仕込み。
サンドイッチの材料を仕込んだり、コーヒー豆のハンドピックをしたり。
焼き菓子の製造や飾り付けも朝のうちに行います。
朝いつも大忙し。

そして店内を清掃し、お迎えする準備が整ったら、看板を出してオープンです。

ちなみに豆のハンドピックとは、焙煎した豆を選別する作業のこと。
たまに、黒焦げの豆や、虫に食べられている豆なんかが見つかるので、それらを全て取り除きます。1番地味な作業ですが、このハンドピックをしないと味にブレが出てしまうので、とても大事な作業なのです。

オープンしたら、主な業務はもちろんコーヒーの抽出やフードを作ること。
僕が店長を務めているMAMEBACO(コーヒースタンド)と違うのはフードやスイーツを一つ一つ作って出していること。


コーヒーを淹れるだけが仕事ではありません。
コーヒーを淹れる時間とフード製造の時間を計算しながら、最適なタイミングで提供できるように動いているため、緊張感があり慣れないうちは大変でした。
しかしお客様からの「美味しい」という言葉や笑顔を頂いたとき、その緊張感が解け、幸せでいっぱいになります。
一般的に「飲食業はキツイ」とよく言われていますが、僕はこの仕事が好きです。
お客様からの嬉しいお言葉や笑顔が大好きだから。

そして、フードは作るだけじゃありません。新メニューの開発も仕事の一つ。
これがなかなか難しい。

昨日と同じ仕事は有るようで無い


フード、スイーツ、ドリンク全てのメニューの新作を考えます。
もちろん1人ではできないので、社員、アルバイト関係なくスタッフ全員で取り組んでいきます。
こういう時、タビノネにはパティシエや調理経験や食材の知識があるスタッフがいて
付いていくのに必死でした。でも「みんなで美味しいものを作って喜んでもらおう」そのベクトルが一緒なのでわくわくする時間でもあります。

お客様に心地よい場所として利用してもらうため、そしてお店を成り立たせるためには、接客以外にも大切な仕事があります。
お店の問題点・改善点と向き合い、コラムなどでお店に興味を持ってもらうための発信、お店のレイアウト、細々とした事務作業など、表に見えない仕事もたくさんあります。

昨日と同じ仕事をする日がない、そんな仕事です。

それでも僕たちスタッフが喫茶の仕事を選んでいるのはそれ以上に幸せを感じる瞬間がたくさんあるから。
「喫茶が好き、コーヒーが好き、お客様との会話が楽しい」色々なやりがいや楽しみを持ってこの仕事を選んでいます。

決して今挙げた内容が全てではありませんが、日々感じるのはタビノネでの仕事は色々なことが学べます。

これを読んで、少しでも私たちの仕事が身近に感じて頂けたら嬉しいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

Profile

タビノネスタッフ 高井 司 1993年生まれ
出身 不明(小さい頃からいろいろ移動していてもう分かりません。関西弁です。)
旅が好き。コーヒーの美味しい理由を探して、コーヒー農園を回る旅にでていました。
気ままに生きる26歳男子です。どうぞ、よろしく。