こんにちは北辺です。暑い日が続きますね。今年の夏新発売の「無添加リキッドコーヒー 無糖」の話をすこし。

去年「無添加カフェオレベース」を作りました。ミャンマーに何度も訪問して、小農家さんの個性的で美味しいコーヒーを多くの方に楽しんで欲しい。そんな思いでミャンマーの小農家さんのコーヒーを使い、甜菜糖を加え、ほんのり甘いカフェオレベースに仕上げました。

そして、今年はいよいよ無糖リキッドコーヒーを新発売しました。ですが実はこの無糖、製作スタートから2年かかりました。当初はカフェオレベースより先にリリース予定だったのですが、芳醇な味わいを安定して作ることができず、「妥協するくらいならもうやめよう」何度もそう思いました。

ただ、家で手軽に美味しいコーヒーを飲んで欲しい、農家さんの個性的で美味しいスペシャルティコーヒーの風味を器具を持ってない方にも味わって欲しい。毎年、何度も何度も理想とする芳醇な風味を目指して焙煎と試作を繰り返しました。

無添加で芳醇な味わいへの挑戦

私達がリキッドコーヒーを作る上で譲れないところは「無添加」であること。自動販売機やコンビニで販売されているコーヒーの大半は原材料表示に「コーヒー、香料、保存料」とあるように添加物が使用されています。タビノネは農家さんの個性豊かな香りのコーヒーをなるべくダイレクトに味わってもらうことをポリシーとしています。【無添加である】ということは美味しいコーヒーを作ってくれている農家さんの味をそのまま楽しんでもらうということです。

今回は焙煎ではなく製法にもこだわり、風味が開封しない限り酸化・劣化しない特殊充填を工場でしています。その際行う熱処理にも耐えられる甘さと香りが強く、なおかつ華やかなコーヒー豆が必要になります。しかしなかなかそんな豆に巡り合うことができずに1年が経ちました。

バリの酵母発酵コーヒーとの出会い

そんな中、バリの素晴らしい農家さんと出会いました。インドネシアバリ「パックスラマット」

スラマットの口癖は「もっとおいしいコーヒーを作りたい」そんな情熱から生み出したのは独自の精製方法。現地のフルーツからおこした酵母に豆を漬け込んだ「酵母発酵プロセス」で生まれるみずみずしく華やかな味わいのコーヒー。

スラマットの豆を使った無糖リキッドコーヒーの味わいは素晴らしいものでした。チョコレートのようなとろっとした口当たりと、フルーティな洋酒のような奥深い風味。そのバリ・スラマットのコーヒーと相性の良いグアテマラのアーモンドチョコレートのような香ばしく甘い口当たりのコーヒーをブレンドしました。名前は「ジェントルマンブレンド」。男性農家達のこだわりと情熱が詰まったビターで濃厚な味わいの無糖コーヒーが、2年の月日をかけて今夏ようやく販売開始となりました!

【レシピ】
「カフェオレ」
無糖リキッドコーヒー30cc +ミルク120cc +氷(3つほど)混ぜて出来上がり。氷、ミルク、リキッドコーヒーの順番でゆっくり注ぐと綺麗な二層になります。

「クラフトアイスコーヒー」
無糖リキッドコーヒー130cc +氷(6個ほど) 氷が少し溶けるまでマドラーやスプーンで1分ほど混ぜて出来上がり。濃縮して作っているので濃度はお好みで浄水を加えて調整してくださいね。

【芳醇コーヒーゼリー】①容器にゼラチン10gに水60ccを入れ全体がふやけるまでよく混ぜます。無糖リキッドコーヒーでもお作り頂けます。お水を100ccとリキッドコーヒーを250cc混ぜて小鍋やレンジで加熱し、ゼラチンが溶けるまで混ぜてください。

③大きめのタッパーに入れて冷蔵庫で3時間以上冷やして出来上がり。

そのままお召し上がりでしたら、お好みで生クリームを垂らすとより美味です。

氷で割ってそのまま飲むもよし、カフェオレベースにしてもよし。万能で夏にぴったりな無糖リキッドコーヒーを是非一度。珈琲焙煎所旅の音とmamebacoでは店頭で試飲をお出ししているので気になったらスタッフにお気軽にお声かけくださいね。

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「お馴染みの子」 加糖リキッドコーヒー

 

Profile

タビノネオーナー焙煎士 北辺 佑智 1991年生まれ 滋賀県出身 2017年珈琲焙煎所旅の音、2019年MAMEBACOをオープン。 焙煎士としてタビノネ の全てのコーヒーを焼いている。 生産地に通い、よりよい一杯を届けるために各地で活動中。 美味しいコーヒーは人を幸せにすると本気で思っている人。