どうも、北辺です。

近年スーパーでも目にするようになった「デカフェ」「カフェインレス」にどのような味のイメージがありますか?

なんだか物足りない。すこし変わった味がする。そう感じたことはありませんか?私は今まで飲むたびにそう感じてきました。本当にこれがデカフェ?と感じるほどのおいしいデカフェに出会ったことがありませんでした。
そもそもデカフェとは。なぜ物足りない味わいのものが多いのかという話を少し。

そもそもデカフェとは

 

コーヒーに含まれているカフェイン。カフェインとは、コーヒー豆に含まれている天然の成分です。過剰な摂取は「眠れなくなる」「胃の粘膜を荒らす」など、マイナスな作用もありますがその一方で、「スッキリ目が覚める」「やる気が出る」「脂肪が燃えやすくなる」といったようなプラスの面もあります。適正量をまもれば体への負担なくコーヒーを楽しめますが、やはり妊婦さんや夜もコーヒーを気にせず飲みたい!という方にありがたい存在がカフェインを極限まで取り除いたコーヒーが「デカフェ」なのです。

デカフェの作り方

一般的なデカフェの作り方としては手順としては以下の通りです。

①コーヒー生豆と全く同じで、カフェインのみを抜いた成分の水を作り、そこに生豆を浸漬。

②その水が生豆に浸透することにより、周りと成分を均一化しようとするため、カフェインが周りの水に抜けていくが通常の作り方。その時に旨味の成分も流れ出ていくため「物足りない味」になるのです

 

タビノネ扱う完熟デカフェは「デカフェと言われない限りわからない」全く物足りなさを感じない素晴らしい風味です。

その美味しさの秘密は素材の良さとカフェイン除去のの特殊製法にあります。化学薬品を使わず、標高5636mの山からの湧き水を使ってカフェインを除去しています。元来のデカフェ加工はそこで終わりなのですが、今回のデカフェの特殊製法はカフェインとともに流れ出てしまった旨味の元になるカフェイン以外の成分を抽出して、もう一度生豆にもどす処理を行います。この製法により芳醇な風味をキープしたままカフェインのみを取り除くことができるのです。

 

糖度23度のコーヒーをデカフェに

 

産地はコロンビアサンタンデール。標高約1800メートルの高地栽培のオーガニックコーヒーを使用しました。寒暖差で非常にジューシーな甘みのコーヒーが生まれます。デカフェに使うコーヒーチェリーの糖度はなんと23度。
マンゴーよりも高い糖度のコーヒーをデカフェ処理することにより、華やかで芳醇な味わいのデカフェを作り出すことができました。美味しいデカフェが家にあると、カフェインを気にせずもっとコーヒーを楽しめるようになりますね。妊婦さん、授乳中の方、やカフェインが苦手な方だけでなくどんな方にもおすすめの美味しいデカフェです。

 

夜安心してコーヒーが飲める幸せ

 

夜のリラックスタイムに。
妊婦さん、授乳中の方、やカフェインが苦手な方も99%以上カフェインカットなので安心して、1杯でも2杯でも夜のコーヒーを楽しめます。

味わいはミルクチョコレートのような柔らかい甘さやドライフルーツのような奥深い果実味が感じられます。甘みが強くバランスのよい味わいは「本当にデカフェ?」そう思うほどです。
ぜひ、糖度23度の芳醇なデカフェを一度試してみてくださいね。

 

エリア サンタンデール
農家  ラ・プラデーラ
標高  1800m
品種  カツーラ、カスティージョ
精製  ウォッシュド
焙煎度 フルシティロースト
香味  ドライイチジク、ミルクチョコレート、オレンジピール
認証 JAS認証、RFA認証

 

Profile

タビノネオーナー焙煎士 北辺 佑智 1991年生まれ 滋賀県出身
2017年珈琲焙煎所旅の音、2019年MAMEBACOをオープン。 焙煎士としてタビノネ の全てのコーヒーを焼いている。 生産地に通い、よりよい一杯を届けるために各地で活動中。 美味しいコーヒーは人を幸せにすると本気で思っている人。